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IAM~【私】を主語にして、相手を傷つけることなく自分の気持ちを伝える方法

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ご来訪ありがとうございます。hacoです。

 

今回は、相手を傷つけず、さりげなく自分の気持ちを伝える方法として有効な【私】を主語にして話すことの大切さについて、書いてみたいと思います。

 

さて、いきなりですが、クエスチョンです。

 

朝の忙しい時間帯、お母さんは子どもを学校に送り出した後、すぐに出かけなければなりません。

なので、少しでも早くご飯を食べてもらって片づけに入りたいと思っています。

しかし、子どもはマイペースにテレビを見ながらご飯を食べているので、一向に食べ終わる気配がありません。でも、遅刻する時間ではありません。

そんな時、もしあなたがそのお母さんだったら、どうしますか?

 

ちなみに、この例題は、我が家での一幕です。

 

何々?

「黙ってご飯を取り上げて、とっとと家から追い出してしまう。」

 

わかります、わかります。すごくわかりますよ。

我が家でも、何度、考えた事か…。

 

 はい、お次は?

「遅刻するから、早く学校に行きなさい!とせっつく。」

 

いろいろと波乱に飛び交う答えが出てきそうですね(笑)

 

でも、もしかすると、お子さんが学校へ行った後、安堵と同時に罪悪感もどこかにあったりしませんか?

 

私は以前、自分はこんなにも忙しくしているのに、子ども達はなんで何もわかってくれず、マイペースで動くのだろうと嘆いていました。

 

そして、そんな母の尋常ではない様子を知ってか知らずか、子ども達も渋々、朝食を早めに切り上げて学校へ向かいます。

 

その後、ようやく自分の時間が持てた時「さっき、少し言い過ぎたかな~」と我に返り、反省をしてみたり。

 

でも、次もまた同じことの繰り返しだったりします。

 

しかし、何で毎回毎回同じことが繰り返されるのだろうと、よくよく考えてみると、子ども達には、私の気持ちを正面から伝えていないことに気がつきました。

 

子ども達が早く学校へ行って欲しいアピールだけしかせず、バタバタしている自分の姿しか見せていなかったのです。「それで察してよ!」という淡い期待も込めながら。

 

大人同士の場合、

 

急いでいるので、バタバタしている。

遅刻されると困るので、できるだけ協力する。(要は空気を読める)

 

という図式が成り立つ場合が多かったりするのですが、子どもの場合。

 

急いでいるので、バタバタしている。

人は人。自分は自分。

 

以上。

 

そう、所詮他人事なんです。

 

なので、子どもが「大人の言うことを聞く」場合というのは、大抵が自分が怒られるのが嫌だから回避する術としている場合が多いのです。

 

ですが、それが大人と違って、子どもの面白いところでもあって、腹が立つところでもあります(笑)

 

そして、実際、子ども達は、ご飯をゆっくりと食べているけれど、学校に遅刻するほど、ギリギリではなく、むしろご飯をよく噛んでモリモリ食べているので、実はエラかったんですよね(笑)

 

でも、私自身に余裕がなかったので、そこまで子ども達を観察することができず、ただ自分自身のスケジュールに子ども達を合わせようとしてイライラしていただけなのでした。

 

自分自身がイライラしているだけと事実を知った途端、かなり落ち込みましたが。

 

それ以来、ちょっとした心がけですが「私はこう思っている」ということを伝えるようにしています。

 

「お母さんは用事があって、9時までに行かなくてはならないの。バタバタしていて、あなたたちには迷惑かけるけれど、わかってくれたら嬉しい。本当にごめんね。」という感じで。

 

何より一番、伝えたかったのは、ご飯をゆっくり食べている子ども達は全く悪くないということ。そして、私の都合で、家の中がバタバタしてしまっていること。

 

相手をリスペクトしている姿勢を見せた上で、自分の思いを伝えると、子どもなりとも協力してくれるので、やはり、伝えることって大切だなとつくづく思いました。

 

何事も、実は主観で物事が運ばれることが多く、価値観も人それぞれだったりします。

 

そして、そこで良いか悪いかということを自分自身で判断することは最も危ういことです。

 

ですが、その時の自分が感じていることや思っていることだけは、自分の中にあるものなので自由であることは確かです。

 

「私」がどう感じているのか、どう思っているのか。

 

感情は、子どもも大人も平等に持っています。

 

そこで【私】を主語に持ってくることによって、相手の問題ではなく【私】の問題であるのだと、はっきり区別させることができます。

 

そして、相手に自分の思いを伝えることができるのと同時に、相手が行動を改めてくれるきっかけにもなります

 

日本語は、主語を省略することが多いので、改めて「私は」や「私が」などを使うことに違和感を感じるかもしれませんが、自分がどんな感情を抱いているかを相手に知ってもらうことは、とても意義のあることで、伝えなかった時よりも、相手が自分のことに意識を向けてもらえる可能性が一段と高くなるのです。

 

いかがでしょうか?

 

相手に動いてもらいたい場合、強制するような言い方をしなくても【私】を主語にした言い方ひとつで、相手は「自分のせい」だと落ち込むことなく【私】の思いを素直に受け取ってくれる確率が高くなるような気がしませんか?

 

 

中学の英語の授業で必ず習う「IAM~」。

試験で忘れると減点されてしまうくらい「主語」って実はとても大切な言葉なんですよね。